缶バッジにマット(艶消し)が出たので、マットタイプって何ですか?という方へマットとグロスの違いとともにご説明します。

弊社では様々な形状の缶バッジを扱うことでお客様に飽きさせないようにと努力してまいりました。円形のタイプでは他社様にさきがけて栓抜きやキーホルダー、ストラップといったピンで缶バッチを固定するものとは違ったものを取り揃えてきました。また、異形の缶バッチの種類も数多く取り揃えてお客様に喜ばれるようになりました。

そして、弊社の次の段階としては缶バッジの表面の加工等でバリエーションを広げていこうと考えています。その中でマットタイプの缶バッジをリリースいたしました。そこで今回はマット加工を施した缶バッジについてご説明しようと思います。

缶バッジのマットタイプって何ですか?

これは缶バッジのフィルムをツヤのないマットのものを使って作成するものになります。通常缶バッジのフィルムはグロスといってとても光沢のあるPETフィルムを使っています。PETフィルム(グロス)はもともと光沢がありますので光を反射して躍動感のあるイメージというか派手なイメージを出していました。といいましても、缶バッジを作る際にはPETフィルム以外のPPなどを使うとプレスした際にフィルムが破れてしまいます。そのためPETフィルムしか選択の余地がなかったのです。

 

マットの缶バッジの写真

パンフレットや会社案内のような印刷では、昔は光沢のあるラミネート加工をして派手さを演出していましたが、いつからか艶消しのマットラミネートを使うようになってきて、落ち着いた雰囲気のものが好まれるようになってきました。それと同じように缶バッジでも最初はツヤのあるキラキラしたものが好まれていて、最近ではマットな感じがこのまれるようになってきて、お客様からマットの缶バッチができませんかというお問い合わせが増えてきました。

弊社では、商品化以前にも度々マットの仕様で缶バッジを製作しておりまして、テストと量産を重ねながらより良いものに仕上げてレギュラー商品化させていただきました。

マットとグロスの違いは?

缶バッチのマットタイプが通常のグロスと比べてどのように違うのかというのは、こちらの写真をご覧いただければと思います。一目で違いがお分かりいただけますでしょうか。

缶バッジのマットとグロスの違い
上の写真で、左がグロス(通常のツヤ有りフィルム)、右がマット(ツヤ消し)です。どうですか?マットのフィルムは光をほとんど反射しませんので落ち着いて趣のある缶バッチに仕上がります。このような落ち着きがあるので和風のデザインがピッタリ合うかと思います。

例えば着物の柄のデザインとか唐草模様のような柄にマット加工するのがいいかもしれません。和のデザインがぐっと趣を増してきます。和の柄でマット加工の缶バッジ ミラーを作成しましたらお客様に大変喜ばれました。マット加工とミラー缶バッチはとても相性がいいようです。

 

マットタイプで缶バッジを作る時の注意点は?

さて、マットタイプで缶バッジを作る際に注意しておきたいことは、マットのフィルムは半透明になるので薄い色のデザインではデザインが埋もれてしまうことです。こちらの写真の缶バッジも青をかなり濃いめにして出力しました。そうしたことでマットの感じが分かりやすくなります。

ちなみに青、赤、緑のような濃い色を使うと驚きの仕上がりになり、マット加工にはピッタリかと思います。もちろん色を濃くしなくてはいけないということではなくて、薄い色の部分から薄い部分まであるグラデーションとか薄い色と濃い色が混在しているようなハッキリとした色使いであれば質感も楽しめるかと思います。

マット加工の缶バッジは仕上がりがどのようになるのかデザインによって大きく変わりますので、ほとんどのお客様は試作してから量産しております。この場合は有料となりますので価格、仕様等の詳細はお問い合わせいただければと思います。

缶バッジ マットタイプの詳細はこちらからどうぞ

   

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