印刷(プリント)について

缶バッジの印刷は缶バッジの顔を作るともいうべき大事な作業工程ですのでお客様の誰もが気になるところかと思います。

従来のインクジェット印刷に使う顔料インクは赤や青、黄色などのベタが苦手で色がくすんで印刷されることがよくありました。インクは紙に染み込むという仕組みですのでどうしても色の滲みやくすみが出てしまいました。耐水性や小ロットとしての効率を求めていく結果ですので仕方のないものでした。

そのような中で缶バッジ製作屋ではオンデマンド印刷機を導入したことにより、印刷の発色が従来のインクジェットと比べて飛躍的に向上いたしました。リピーターのお客様にも「以前のものより発色が良くなった」とご好評をいただいております。

小さな文字もクッキリと印刷され読みやすくなりました。

文字が読みやすい缶バッジの印刷の写真
インクジェットプリンタだとインクの滲みがあるため、小さい文字のになると、文字が潰れやすくなっています。3ptの大きさでもかなり滲んでしまいますが、オンデマンド印刷ならインクの滲みがないため小さい文字でもクッキリと読みやすくなっています。わずか。2ptの文字でも読める程度の高い再現性になりました。

白抜き文字もハッキリと見やすい印刷になりました

白抜き文字もクッキリな缶バッジ印刷の写真

インクジェットのデメリットであるインクの滲みのため、小さい文字では文字が擦れてしまい2ptの文字ではほとんど読むことができません。しかし、オンデマンド印刷なら2ptの文字でもはっきりと読むことができます。特に缶バッジは小さい文字を多用することが多いので可読性が重要になります。白抜き文字のデザイン性を追求するデザイナー様も満足していただける印刷方式のオンデマンド印刷です。

発色が良くなり、RGBの色域にも疑似的に対応可能になりました

RGBの色域も表現が可能な缶バッジ印刷の写真

インクジェットプリンターでは液体のインクを使っているため、発色がイマイチというご意見もありました。特に黄色や水色などはくすんでしまうこともありましたが、オンデマンド印刷なら発色が良く、黄色は眩いほどの発色を誇っています。また、オンデマンド印刷では、それまで難しかったRGBの色域も疑似的に再現が可能になりました。またCMYKに変換するとかなりくすんでしまい、思っていた色とかなり違ってしまうこともありましたが、オンデマンド印刷ならRGBのデータでも再現性が高い印刷になります。

お客様からご入稿いただいたデザインデータでCMYKでなくRGBの画像モードであった場合は基本的に弊社内にてRGBのままで印刷させていただいております。ただし、すべてのRGBの色域が表現できるということではございませんのでご了承ください。

オンデマンド印刷ではDICやPANTONEなどの指定の色にはできません。お客様がモニターやお客様ご自身のプリンタで印刷した色とも合わせることはできませんのでご注意ください。また金色、銀色、蛍光色などの色は表現できませんのでご注意ください。

印刷用紙にも豊富に対応可能になりました

缶バッジの印刷には一般的なコート紙を使用していましたが、和紙やクラフトなどの印刷用紙やメタリックシート、ホログラムシートといった特殊紙にも対応して表現が豊かにできるようになりました。

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メタリックはこちら

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また、表面加工も従来のクリアのほかにマット加工も可能になりました。

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