カッティングプロッタの機械を入れ替えました

カッティングステッカーを製作するのに欠かせないもの、それはカッティングプロッターです。カッティングプロッターはカットデータをイラストレータなどのソフトで作成して、それをプロットデータをパソコンからカッティングプロッタへデータを流し込むと、そのとおりにカットできる優れものです。弊社がこの作業を行うために、なくてはならない機械です。

カッティングステッカーの仕事を始めたのは2002年のことでした。当時はカッティングステッカーの仕事をインターネットでしているところは少なかった記憶があります。それだけに貴重なサイトだったからか注文がかなり入ってました。忙しいときは夜中の二時を過ぎてもカッティングステッカーの作業の一部である、カス取り(ステッカーで不要なカッティングシート部分をむしり取る作業)をしていた記憶があります。何百枚ものシートがありましたので、カス取りだけでもかなりの重労働といった感じでした。

初めのうちは、機械のことも分からなかったの外注でカッティングステッカーの制作をお願いしていました。しばらくすると急ぎの仕事が増え始めてそろそろカッティングマシンの購入を検討しようかと思いカッティングマシンを導入しました。機械はmimakiのCG60-EXというものです。これはカッティングステッカーを加工するのはもちろん、トンボセンサーがついていたので型抜き等の作業もできるということで、のちにフルカラーステッカーもやりたいと思いこの機種にしました。今からしたらカッティングの機械って1台数万円で購入できますが、当時は70万円程度しましたので、ステッカー製作を始めたころにしては結構な出費でした。

このCG60-EXは本当に色々な作業に使えて便利でした。ステッカーだけではなく缶バッジの原稿をカットするときにも使えていました。全抜きはできませんでしたが裏ワザを使って全抜きのフルカラーステッカーも作っていました。同業者の方に聞いてもミマキ社の機械はなかなか壊れなくていいという話どおり10年以上経過しても全く壊れてなく頼もしいマシンでした。

そうは言ってもスピードや機能の進化がかなり進んできたため、いよいよ買い替えということになり、10年以上ぶりにカッティングプロッタが納品されました。

カッティングマシンの写真

いや~、本当に安くなりましたね。20万円しないでこんなに高機能なカッティングマシンが手に入る時代になったのですね。このマシンは通常のカッティングシートがカットできるだけでなく、もちろんトンボも読めますし、そのトンボも白黒反転で読めるという優れモノです。この白黒反転で読めるということは、銀のベースや金のベースといった、今までのトンボではセンサーが正常によめなかったシートまで読めるということになります。まだテストはしてませんがヘアラインシートなんかも読めそうですね。弊社では既に全抜きができるフラットベッドタイプのプロッタは持っていますが、白黒反転のトンボが読めないので金のベースなどは難しいのです。

これから少しずつ銀やヘアラインのフルカラーステッカーなどで試してみて商品化も目指したいですね。例えばヘアラインのステッカーはシルク印刷でできるのですが、製版しなくてはいけないのでコストがかかるというのが難点でしたが、フルカラーステッカーならかなり安く作成できますのでお客様にも喜ばれるかと思います。手が空いた時にでも全抜きの裏ワザを使ってフルカラーステッカーをテストしてみたいと思います。

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